・誕生釈迦仏 (町重文)


誕生仏は釈尊が誕生した時の姿を表わした仏像で花祭りに甘茶を掛けることでも知られています。
生まれたばかりの釈迦は7歩あるいて、右手で天、左手で地をさし、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」ととなえたといわれています
康徳寺に安置されている誕生仏は、高さ17.9cm。古代朝鮮半島から渡って来た統一新羅時代(668−935年)の仏像で、銅造りで金のメッキがしてあります。
純金像のうわさがたち、明治時代に二度盗難に遭われましたが、二度とも盗んだ人が大病を患い、たたりを恐れて返しに来たと言う伝説を持っています。

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